刃の蜜、風に向かう松明
要点
刃の蜜は一食にも足りないのに、舌を切る。風に向かう松明は、誰かに届く前に自分の手を焼く。
刃の蜜は一食にも足りないのに、舌を切る。風に向かう松明は、誰かに届く前に自分の手を焼く。
四十二章経第二十二章は、人は財と色を手放せない、それは刃の先の蜜のようで、一食にも足りないのに幼子が舐めれば舌を切る、と説きます。第二十五章は、愛欲の人は松明を持って風に向かう者のようで、必ず手を焼く、と。二つの喩えは同じことを言っています。欲の甘さはわずかで傷は大きく、追うほど深く傷つくのです。